2006年4月29日 (土)

細菌性髄膜炎を予防するワクチン

髄膜炎は脳をおおう髄膜に細菌やウイルスが感染しておこる病気です。細菌による髄膜炎は重症になりやすく亡くなったり重度の後遺症が残ることもあります。細菌性髄膜炎の6割以上はインフルエンザ菌(インフルエンザウイルスとは別)が原因です。世界のほとんどの国がこの菌に対するワクチンをこどもに接種しています。米国ではワクチン導入後はインフルエンザ菌髄膜炎はみられなくなりました。ところが北朝鮮や日本などのワクチン後進国ではまだ導入されていません。読売新聞にこのワクチンの記事がありました。アドレスは次頁に記しました。

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細菌性髄膜炎を予防するワクチン

読売新聞の記事のアドレスは以下の通りです。
髄膜炎ワクチン(上)先進国で唯一 未承認
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060417ik01.htm
髄膜炎ワクチン(中)抗生物質が効かない菌も
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060418ik01.htm
髄膜炎ワクチン(下)承認へ迅速審査が急務
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/renai/20060419ik01.htm
髄膜炎から乳幼児守れ、ワクチン導入を学会訴え
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news/iryou_news/20060325ik03.htm

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2006年4月26日 (水)

黄砂と喘息

3月末から4月にかけて喘息発作をおこす患者さんが多くなります。季節の変わり目だから発作がでやすくなるのでしょうか。ところが黄砂が飛ぶと発作が出やすいというかたもいらっしゃいます。黄砂と呼吸器疾患の研究は中国や韓国では多いようですが、日本でも黄砂粒子がアレルゲンと一緒に存在すると喘息やアレルギー性鼻炎が悪化するという研究報告があります。黄砂も喘息発作の一因でしょう。

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2006年4月19日 (水)

前原市の乳幼児医療制度が改正されました

6月から外来時の医療費助成にかかる対象年齢が、これまでの3歳未満から4歳未満までに延長されます。今回拡大の対象になるのは平成14年6月2日以降に生まれた乳幼児です。糸島地区でも遅れていた前原市の乳幼児の外来時の医療費助成がようやく志摩町に追いつきました。ちなみに二丈町はすでに昨年10月から小学校就学前までです。

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2006年4月16日 (日)

最近のかぜ

インフルエンザは終息したようです。今は高熱が約5日続くアデノウイルスがみられます。これはインフルエンザのような検査で判定できます。オットセイが吠えるような咳が強いかぜもみられますが多くはパラインフルエンザウイルスです。また高熱、咳はヒトメタニューモウイルスが考えられます。しかしこれらを簡単に判定できる検査が今はありません。インフルエンザで行うような検査を1回すればどのウイルスが原因か分かるような検査法が近い将来にできるかもしれません。そうなれば無益な抗生物質の処方も少なくなるでしょう。

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2006年4月 9日 (日)

最近の驚き

3月28日放送のワールドビジネスサテライトで0℃以下にしても水が凍らない「氷感」という新しい技術が紹介されました。高電圧を使って水分子を常に振動させることで水分子同士が結びつかないようにします。そのため水は氷になることができません。生物を構成する細胞は冷凍すると中の水が氷になり成長する氷の結晶が細胞を壊してしまいます。「氷感」ではこの現象がおきず細胞はこわれません。野菜なら生の状態で保存できます。この技術は食料品の保存に使えますが医療の分野でも役に立ちそうです。

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2006年3月28日 (火)

風しんワクチン不足

風しんワクチンが不足で接種できないという事態になりました。風しんワクチンは麻しんワクチンに比べて接種率が低いので、多くの未接種者が3月に駆け込み接種をしたためと思われます。これは昨年から予想された事態でした。昨年9月に日本小児科医会が「3月のワクチン不足が考えられる」との問いに厚労省は「対応できるようにしたい」と回答していましたが。実際はワクチン不足を招いてしまいました。厚労省は24日に「はしかと風しんの単独ワクチン接種について、今後も公費負担する方針を固めた」という報道が流れましたが詳細は不明です。今回のワクチン不足と厚労省の対応はPSE問題と似ている気がしますがどうでしょうか。

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2006年3月27日 (月)

風しんワクチンの予約を終了しました

4月からの制度改正のため風しんワクチンの駆け込み接種が予想をはるかに超える数になり全国的にワクチン不足になっています。当クリニックでもワクチン確保に出来るだけ手を尽くしましたが本日をもって予約受付を終了せざるをえなくなりました。まだ接種できていないお子さんと保護者の方々には誠に申し訳ありません。4月からは自費接種となります。ご不明の点はクリニックにお問い合わせください。

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2006年3月12日 (日)

子どもの事故は半減できる

NHKスペシャル 3月12日(日)午後9時から9時52分の放送は「子どもの事故は半減できる」です。「事故の多くが、きちんと見ていなかった親が悪いと片づけられているが、それでいいのか。隠された原因があるから繰り返されるのではないか」。そう考える横浜市の山中龍宏医師らが立ち上げた「子どもの事故サーベイランスプロジェクト」を中心にした話しです。再放送は3月15日(水)午前0時40分から1時32分です。

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2006年3月10日 (金)

ヒノキ花粉の飛散はじまる

3月第2週からヒノキ花粉の飛散が始まりました。花粉症に気をつけてください。

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2006年3月 6日 (月)

3周年

うえだこどもクリニックは本日で3周年を迎えました。ありがとうございます。これからも信頼されるクリニックを目指していきたいと思います。

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2006年3月 5日 (日)

日本の予防接種の不思議3

予防接種は行政が行っていますから現場の医師には裁量権はありません。日本では実際はワクチンの同時接種はできません。ところで米国では赤ちゃんにも両手両足4ヵ所に5から7種類のワクチンを同時に接種することがあります。この違いはどこから来るのでしょうか。単に予防接種の制度の違いだけでなく国民の考え方の違いもあると思われます。予防接種は病気から個人を守るだけではなく感染症の脅威から社会を守るものです。私見ですが日本人は個人に、米国人は社会に比重を置いているように思われます。続く

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2006年3月 3日 (金)

こどもの救急 ONLINE QQ

日本小児科学会は夜間や休日など診療時間外に医療機関を受診したほうがよいのか、こどもの保護者が判断の目安となる情報提供をインターネット上に公開しています。
ホームページは「こどもの救急・おかあさんのための救急&予防サイト」
http://www.kodomo-qq.jp

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日本の予防接種の不思議2

行政が医師に配布する2005年改訂版の「予防接種ガイドライン」には「あらかじめ混合されていない2種以上のワクチンについて、医師が必要と認めた場合には、同時に接種を行うことができる」と書いてあります。しかし予防接種事業を行う自治体のほとんどは複数ワクチンの同時接種を認めません。2種類のワクチンを同時接種した後に副反応がでたらどちらのワクチンが原因なのかわからなくなり被害認定が困難になる。などが認めない理由です。最近の厚生労働省の見解は、「同時接種が特に必要な場合というのは、医師の判断というより自治体の判断である。例えば、非常に緊急危機的な状態が、地域に蔓延する場合をいう。」「法令に準じない予防接種ガイドラインは無効」とも言っています。続く

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2006年3月 2日 (木)

日本の予防接種の不思議1

4月から麻しん風しん混合ワクチンの接種が始まります。ところで2歳以上でまだ麻しんも風しんも接種していない子どもはどうしたらよいでしょうか。あと1月を切りましたから麻しんを接種して4週間あけて風しんを公費ですることはできません。風しんは自費でするしかありません。または就学前年まで待てば混合ワクチンを公費で接種することができます。それまでは麻しんや風しんに罹らないようにしなければいけません。さて麻しん風しん混合ワクチンは、今までの麻しんと風しんの単独ワクチンを単に混ぜ合わせたものです。これは2つのワクチンを同時に接種するのと同じです。それでは2つのワクチンをまだ接種できていない2歳以上の子どもは3月中に2つの単独ワクチンを同時接種してはいけないのでしょうか? 続く

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2006年2月15日 (水)

スギ花粉の飛散はじまる

2月に入りスギ花粉の飛散が始まり第2週から増えてきました。飛散量は爆発的に多かった昨春に比べると10から20%ほどに減り、例年に比べても半分程度にとどまるのではないかと言われています。量が少なくても花粉症に悩む人には憂鬱な季節であることには変わりありません。早めの対策を心がけましょう。

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2006年2月12日 (日)

おちんちんに黄白色いコリコリが?

おちんちんの皮の中に黄白色い米粒大のしこりが見つかることがあります。これは恥垢といっておちんちんの垢の集まりです。恥垢は塊が大きくなることで包皮が自然に剥離するのを促す効果があるとも言われています。つまり赤ちゃんの仮性包茎を恥垢が改善してくれるわけです。恥垢はおちんちんに細菌が感染しておこる感染亀頭包皮炎の原因にはなりません。だから恥垢は無理やりとって洗うなどしてはいけません。

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2006年2月 5日 (日)

父子手帳

母子手帳はよく知られていますが父子手帳があることはご存知でしょうか。東京都の「父親ハンドブック」が最初だったかと思います。父親が子育てに積極的にかかわるための基礎知識を得るために小冊子として配布されました。最近の版では父親でも簡単にチャレンジできる離乳食のページもあるようです。発行している自治体も増えてきています。福岡県では、古賀市、宗像市、大野城市が交付しています。海外ではフランスが有名です。

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2006年2月 1日 (水)

耳あかは耳あかではない?

日本人の8割の耳あかは乾燥タイプです。残りはアメ耳とも言われる湿性タイプです。実は、耳あかは本来湿性タイプで、乾燥タイプは耳あかではなく単に皮膚がはがれたものだそうです。乾燥タイプの人は耳あかが出ない〝突然変異〟の人間です。湿性タイプの本来の耳あかをつくることに関係するタンパク質の遺伝子のDNA塩基配列が長崎大学の新川詔夫教授らにより明らかになりました。湿性タイプの耳あかの人はこのタンパク質を作ることができないそうです。この突然変異は約2万年前の最終氷河期にバイカル湖付近で起き、その後世界中に乾燥タイプの人が広がったようです。

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2006年1月31日 (火)

ためしてガッテン2月1日放送

2月1日(水)NHk総合テレビ20時00分~20時43分のためしてガッテンは「警告!インフルエンザ誤解と新常識」です。以下はNHKのホームページから
突然38℃以上の高熱に襲われるだけでなく、頭痛・関節痛を発症、命を落とすこともあるインフルエンザ。治療の決め手は早期診断と48時間以内の服薬。しかし、最近になって、高熱がでないためにインフルエンザだと気づかないケースや、薬の効果を過信したために周囲に感染を拡げてしまうことがあるとわかってきた。ウイルス感染の最新メカニズムを解き明かしつつ、抗インフルエンザ薬の落とし穴や、感染拡大を防ぐ方法について、ガッテンならではの手法で迫る。

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2006年1月15日 (日)

タミフルがインフルエンザを広める?

インフルエンザが急に増えてきました。タミフルを内服すると2日以内に熱が下がります。しかしタミフルはインフルエンザウイルスを直接殺す薬ではありません。ウイルスが増えるのを抑えているだけです。熱が下がってもウイルスは体の中にたくさんいます。解熱後すぐに登園すると他の人にうつしてしまいます。熱が下がっても3日は家で安静にしてください。タミフルは個人の症状を軽くしてくれますが、解熱後治ったと勘違いしてすぐに登園、登校、出勤する人がいる限りインフルエンザはどんどん広まります。

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2006年1月 4日 (水)

あけましておめでとうございます

今日から新年の診療を始めました。熱と咳の患者さんが多く診られました。熱のお子さんはでは、インフルエンザ、アデノウイルス、RSウイルスなどのウイルス性の発熱がほとんどですが、中には細菌性の発熱のお子さんもいました。昨年末にも言いましたが問題が多いのは乳児のRSウイルス感染症です。高熱ならインフルエンザ検査をして出来るだけ早くタミフルを内服しないと心配な保護者の方も多いのですが、もっと注意しなければならない病気もあります。

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2005年12月31日 (土)

良いお年をお迎えください

12月の最後になってインフルエンザの患者さんが診られるようになりました。いよいよ今季もインフルエンザのシーズンに入りました。インフルエンザの様に話題にはなりませんが、小児科医にとっては冬の感染症で加療が困難な病気は乳児のRSウイルス感染による細気管支炎です。今年も多くのお子さんと保護者の方が辛い思いをされました。何とか入院するお子さんもなく皆さん軽快することができました。来年は皆さんにとって良い年であることをお祈りします。

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2005年12月27日 (火)

インフルエンザ、流行期に入る

厚生労働省は27日、例年より早く12月中旬にインフルエンザの流行シーズンに入ったと発表しました。この10年では1996-97年シーズンに次いで早いそうです。同省は早いからといって大流行になるとは限らないとも言っています。九州では熊本と鹿児島に警報がでています。福岡県も増えています。糸島地区は少しだけ患者数の報告があるようですがまだ流行までにはなっていません。

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2005年12月14日 (水)

最近の数字から

 2003年度の社会保障給付費の総額は84兆円、うち70%は高齢者向け、児童手当などの出産や子育て向けは4%、1人あたりの金額は、65歳以上が247万円、15歳未満は17万円。日経新聞12月10日より
 今年の白書の社会保障等の生涯の受益と支払い負担の試算では、60歳以上の人は4900万円近い受け取り超、19歳以下は4600万円の支払い損。公的債務は774兆円、今なお3分毎に2億円ずつ増えている。日経新聞12月13日より
 若い人が希望の持てる社会を作るにはどうしたらよいか、答えは出せなくても問題意識は持つようにしたい。

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2005年12月 1日 (木)

エレベータ前の掲示板

天神のデパートや大型テナントビルに行くと、奇妙な掲示板が最近目に付きます。エレベータの前に「車イスやベビーカー優先」とか「ベビーカーでいつまでもエレベータに乗れないときは係員にお知らせください」とあったりします。エレベータは車イスやベビーカー優先という至極当然のことも看板に明記しないとわかってもらえないのかな。そう言えばエレベータから降りて、待っているベビーカーに譲ってあげている人を私は見たことがありません。これでは日本は子育てには厳しい国といわれても仕方ありません。少子化対策をいくら行政に求めても、市民の子育てへの理解や助け合いがなければ日本で子どもを育てることはできませんね。今日は愚痴になってしまいました。

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2005年11月13日 (日)

ママチャリにこどもを乗せるときは注意!

ママチャリの補助イスに乗せたこどもの事故が増えています。2003年の都立墨東病院脳神経外科の宮本伸哉医師の調査では、幼児用座席を購入した経験あり96.4% 、ケガをさせた経験あり37.3% 、頭部のケガが占める割合36.2%でした 。危ないのは自転車が倒れて幼児の頭蓋骨(特に側頭骨)骨折による頭蓋内出血です。自転車にこどもを乗せたままスタンドで停めてその場を離れることは大変危険です。東京都では幼児用ヘルメットを配布したり、2005年4月には自転車の補助いすに乗せているこどもへのヘルメット着用推進キャンペーンが行われ、その結果ヘルメットをかぶってママチャリに乗ったこどもが多く見られるようになったそうです。ちなみに補助イスをつけて二人以上のこどもを乗せることは道路交通法違反です。

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2005年11月 2日 (水)

インフルエンザ情報

先週、福岡県で今季初めて、インフルエンザの患者発生の報告がありました。まだ数人の段階ですが、インフルエンザに注意する時期になりました。以前から言っているように沖縄県では夏から今もひき続いてA型インフルエンザが流行しています。体調管理に注意してください。

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2005年10月30日 (日)

風邪とうがい

京都大学の川村孝先生が、風邪は水うがいで4割予防できるという研究結果を発表しました。またうがい薬は効果が認められなかったそうです。私は外来診療をしていますから患者さんから毎日風邪ウイルスを浴びています。それでも私自身は風邪をひきません。20年以上仕事をしていますから大概のウイルスには免疫があるからでしょう。それと私は診療の合間によく水道水でうがいをしています。ウイルスを口の中にもらったらウイルスがのどの粘膜に侵入する前(数分しか余裕はありません)に洗い流すようにします。またのどが乾燥するとウイルスが侵入しやすくなります。うがい薬で1日1回より水道水でちょこちょこうがいが効果的です。

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2005年10月16日 (日)

母子手帳の成長曲線

健診で体重を測定して母子手帳の成長曲線に記入すると、標準枠からはずれて体重の軽い赤ちゃんがいます。母乳栄養の赤ちゃんに良く見られます。そもそもあの成長曲線は人口栄養児の比重が大きいので、母乳栄養時には少し合いません。ミルク缶に記載してあるミルク量は少し多目です。その量を守って飲ませていては体重が重くなりぎみです。月齢で体重を比較するという方法も問題です。小さく生まれた児は曲線の下の方になってしまいあたかも問題児のようにみえてしまいます。ドイツの母子手帳は月齢で比較せずに、体重を横軸に身長を縦軸にした標準曲線になっていて、身長あたりの体重の大きさで比較しています。プクプクして大きい赤ちゃんもいれば、スリムな赤ちゃんもいてよいのではないでしょうか。

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2005年10月13日 (木)

ゲームは子どもに有害か?

10月13日(木)のクローズアップ現代は「ゲームは子どもに有害か?」です。以下はNHKのHPから抜粋です。
6月、神奈川県はあるゲームソフトを有害図書に指定、販売規制に乗り出し波紋を広げている。問題のソフトは海外から輸入され、無差別殺人をリアルに体験でき、日本でもヒット作となった。こうした暴力的なソフトが相次ぐ少年の暴力事件の背景にある、というのが規制の理由の一つだ。しかし、暴力事件との関係性は立証されていない上、表現の自由をどう守るか、など実際の規制には様々な問題があり、反対の意見も相次いでいる。暴力的なゲームソフトの販売規制が巻き起こした波紋を追う。

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2005年10月12日 (水)

咳、咳、咳 2004/11/16 Tue  再掲載

今は咳が強い風邪が流行しています。一口に咳風邪と言っても原因は様々です。まず感染症による咳と、喘息などのアレルギーによる咳があります。感染症でもRSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど咳が強いウイルスが原因によるもの。マイコプラズマ、クラミジア、百日咳などの咳が強い細菌が原因によるもの。アレルギーでもゼーゼー聞こえる喘息や、ゼーゼーが聞こえない咳喘息などあります。さらに感染症とアレルギーが重なっている咳もあります。原因が何かで治療法も変わってきます。しかし原因の特定は簡単ではありません。今日も悩める診療が続きます。

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2005年10月 3日 (月)

白湯と果汁

赤ちゃんのお風呂上りに白湯を飲ませる方もいるかもしれません。本当は白湯は必要ありません。昔のミルクは浸透圧が高かった(電解質等が濃かった)ので白湯で薄める意味合いがありました。同じく果汁も与える必要はありません。昔のミルクはビタミンが少なかったので果汁で補充することもありました。現代は果汁は栄養的に必要ありません。離乳食でもなく単なるおやつの意味しかありません。早くから甘い味を覚えさせるとかえって将来の肥満をきたすことになりかねません。

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2005年10月 1日 (土)

新しい駐車場ができました

10月1日から新しい駐車場ができました。クリニックの南側の山後池の横に下りて行く道の横にできました。車9台が停められます。1台あたりの駐車スペースは広めにとってあります。どうぞご利用ください。

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2005年9月30日 (金)

今年のインフルエンザ 2

実は今年のインフルエンザの流行はすでに始まっています。以前にも話しましたが夏から沖縄ではA型インフルエンザが流行しています。一時は南九州まで患者さんがみられました。今年の夏に沖縄へ旅行に行って帰ってきたら高熱が出てインフルエンザと診断されたお子さんもいます。沖縄では数は減っているもののまだインフルエンザがみられます。歴史上世界的なインフルエンザの大流行が数回ありましたが、そのときは夏からインフルエンザがみられていたという話もあります。私は今年の冬は暖冬でもインフルエンザには充分警戒しなければいけないと考えています。

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2005年9月29日 (木)

今年のインフルエンザ

今日と明日の独り言は研究データや理論によらないまったく私の個人的予想の話です。気象庁は今年の冬は昨年並みの暖冬と発表しました。昨シーズンは暖冬でいつもは11月の終わりから流行するインフルエンザも1月の終わりになって流行し始めました。マスコミは近年にない大流行と騒いでいましたが、流行の始まりが遅かったので実地医家の印象ではトータルでは患者数は多くはありませんでした。最近では3年前のシーズンが患者数が多かったと思います。さて今年は昨年並みの流行でしょうか。続きは明日お話します。

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2005年9月21日 (水)

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンの接種を10月18日(火)から始めます。予約受付は10月11日(火)からです。詳しくは窓口でお尋ねください。
<うえだこどもクリニックのデータ>
2004年12月から2005年4月まで、当院にて鼻からの検査でインフルエンザと診断した患者さんのうち、約75%が予防接種をしていませんでした。
A型 74人 未接種 52人、1回接種3人、2回接種19人
B型203人 未接種158人、1回接種4人、2回接種41人

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2005年9月15日 (木)

スパイロメータ

喘息の発作がおきているかはどうかは、まずは呼吸状態の観察と聴診で息を吐く時に聴かれる喘鳴という特徴的な呼吸音で診断します。またピークフローメータを吹いてもらうと喘鳴が聞こえる前の発作を捕らえることができます。この度うえだこどもクリニックは呼吸機能測定装置であるスパイロメータを設置しました。これはピークフローメータでも捕らえることができない気管支の発作状態を調べることができます。また発作のない状態が長く続いたときに喘息が本当に治っているかどうかを判断することができます。今後は診療に積極的に使っていきます。

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2005年9月 8日 (木)

乳幼児医療費助成

10月1日から志摩町の乳幼児医療費助成制度が拡大されます。4歳に達する日の属する月の末日までとなります。糸島郡では二丈町が同じく10月1日から就学前までに拡大されます。福岡市は現在4歳未満までとなっていますから、3歳未満の前原市だけが取り残されたかたちになりました。

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2005年9月 7日 (水)

おたふくかぜと難聴

おたふくかぜはほっぺたの内側にある耳下腺という唾液を作る組織が腫れますが1週間くらいで自然に治ります。まれに(1から2%)発熱、頭痛、嘔吐を伴う髄膜炎という合併症があります。また非常にまれに(数千人から数百人に1人)難聴になります。片方だけ難聴になることが多く親も気付きにくいようです。おたふくかぜになったら念のため耳の聞こえが悪くなっていないか確認してください。簡単な方法は子どもに電話をさせてみます。おかしいなと思ったら耳鼻科の先生に相談してください。

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2005年9月 6日 (火)

プール熱

熱が高く出て、眼が赤く充血して目やにがでたらプール熱と診断されることが多いかと思います。プール熱は咽頭結膜炎といって原因はアデノウイルスというかぜのウイルスです。感染力が強いほうなので登園を控えることもあります。しかし発熱と結膜炎のかぜのなかで本当にアデノウイルスが原因であるのは約10%です。確定診断には喉や眼からのウイルスの検査が必要です。簡単にプール熱と判断してはいけません。

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2005年9月 5日 (月)

なつかぜ

夏にかぜをひいたら「夏かぜ」とよくいわれます。夏かぜとは何でしょうか。医学的な定義はありません。私は夏に特徴的なかぜのウイルスである「エンテロウイルス」が原因と考えられるかぜを「夏かぜ」と言っています。エンテロウイルスとは「手足口病」や「ヘルパンギーナ」の原因にもなるウイルスです。熱だけが高くて、咳や鼻汁がほとんどないかぜです。このようなかぜには抗生物質は必要ありません。抗生物質はウイルスには効果がありません。解熱剤で様子をみていれば数日で自然になおります。

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2005年8月30日 (火)

花粉症のマスク

先日アレルギー学会のセミナーで聞いた話です。スギ花粉の粒の大きさはシッカロールとほぼ同じ大きさだそうです。春先に出回る花粉症対策のマスクの良し悪しをみるには、マスクにシッカロールを落としてみてそれがマスクを通らなければ効果ありと判断できます。良いマスクは価格とは関係ありません。またガーゼは直交織といって規則正しい折り目のためかえって隙間ができていて花粉が通り抜けてしまいます。ご注意ください。

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2005年8月22日 (月)

8月23日のクローズアップ現代

8月23日のNHKのクローズアップ現代は「産科医が足りない」です。昼夜を問わない過酷な勤務と出産時の医療事故をめぐる訴訟が多いため産科医が減ってきています。そのため自分の住む町でお産ができない事態も起きるようになりました。地方だけでなく大都市でも事情は同じです。23日の番組ではこの問題点を取り上げるようです。

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2005年8月19日 (金)

インドの日本脳炎

共同通信の記事から:AP通信によると、インド北部ウッタルプラデシュ州で日本脳炎が流行し、18日までに子ども79人が死亡したそうです。地元の保健当局者が明らかにしました。州都ラクノーから約250キロのゴラクプルを中心に感染が広がって、これまでに少なくとも子ども182人が入院し、うち100人以上の症状が重いそうです。ほとんどが貧しい家庭の子どもで、衛生状態が悪い環境にいたとみられるようです。同州では毎年、日本脳炎により数10人が死亡しており、過去25年で計約3500人が死亡したと推計されています。
 衛生環境が良い日本ではこのようなことはありませんが、国は日本脳炎ワクチンの新しい対応を早く示してもらいたいものです。

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みずぼうそうととびひ

みずぼうそうは水疱が頭から顔、胸、お腹にできます。これはたいへんかゆいブツブツです。でもできるだけ引掻かないようにしてください。結構とびひになりやすいのです。みずぼうそうになっているときのとびひは、普通の時のとびひに比べるとたいへん治りにくいのです。水疱の部位がとびひのようになってきたら早めに再診しましょう。

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とびひ

夏になると「とびひ」が多くなります。虫さされの部位を引掻くと、黄色ブドウ球菌という菌が傷口に入り、水疱やびらんを起こします。とびひは細菌感染ですから抗生物質を飲みます。またとびひの部位にも抗生物質の軟膏を塗ります。以前からゲンタシンという抗生物質の軟膏を塗っていましたが、今では菌がゲンタシンに抵抗力をもってきているので2から3割の効果しかありません。私もとびひにはゲンタシン入りの軟膏は処方せず別の軟膏を処方しています。

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2005年8月 8日 (月)

お詫び

8月8日の午前は電話機器の故障で電話が不通になりご迷惑をおかけしました。土曜日の落雷の影響でした。12時20分には通話ができるようになりました。申し訳ありませんでした。

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2005年8月 5日 (金)

麻疹と風疹ワクチン 8月3日の通達

 7月29日付への通達で平成18年4月1日から現行の麻疹単独ワクチンと風疹単独ワクチンは公費で接種できなくなるとしました。そのため麻疹単独ワクチンまたは風疹単独ワクチンのいずれか一方のみを受けたお子さんは、平成18年3月31日までに風疹単独ワクチンまたは麻疹単独ワクチンを受けなければならなくなりました。しかしこの点について8月3日に厚労省は新たな通達を出しました。4月1日現在で生後12月から24月の子どもで、麻疹または風疹の単独ワクチンを受けた子ども、または麻疹か風疹に罹った子どもは、残りの単独ワクチンを公費で受けれるよう市町村が配慮するように通達を出しました。7月29日の厚生省令に対する不満の声が届いたのでしょうか、これで少しは接種の機会が増えました。

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