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2017年2月27日 (月)

2月をふり返って

 2月はインフルエンザが流行し、特に福岡県の流行状況は、病院・診療所あたりの患者数が一時は日本一となりました。幸い私のクリニックに近い小学校は学級閉鎖になるほどではなかったので、大流行という感じまではありませんでした。
 現在、糸島地区ではインフルエンザはA型が2種類いますので、今シーズンにA型に二度罹った子どもも珍しくはありません。A型に二回とB型になった子どももいました。3回インフルエンザになったわけです。インフルエンザは型が異なれば違う病気ですから、一冬に何回もなる可能性があります。インフルエンザは5月の連休までは注意しなければいけません。
 例年あることですが、親兄弟がみんなインフルエンザになっても一人違う病気で熱をだすことも珍しくはありません。ひとりひとり確認しないと診断を誤ることがあります。また両親に風邪症状がなく保育園にも通っていない一人っ子の乳児が突然熱を出したら、普通は突発性発疹症を第一に考えますが、この時期はインフルエンザである例を診ます。どこで感染したのかはわかりません。
 また小学生を中心に溶連菌感染が流行しました。溶連菌は喉の痛みが強激しい扁桃炎ですが、小学生ではまるでインフルエンザのような高熱と倦怠感を伴うことがあります。インフルエンザの検査をして、陰性ならば疑う病気の一つです。ただし2月は溶連菌とインフルエンザを同時に感染した子どもを何人も診ました。抗生物質とタミフルを一緒に内服することになりました。
 また高熱と咳がひどい、ヒトメタニューモウイルスも多くみられ、検査をしっかりしないと診断が難しかったと思いました。小学生の患者さんも数人診ましたが、症状はインフルエンザなみに辛そうでした。さらにヒトメタニューモウイルスとRSウイルスの同時感染した子どももいました。
 例年、春先からは胃腸炎(嘔吐下痢症)のなかで最も重症なロタウイルス胃腸炎が診られます。今年も3日間点滴が必要になったロタウイルス胃腸炎を何人か診ましたが、年を追うごとに症状が重いロタウイルス胃腸炎は少なくなってきています。ワクチンの有効性は明らかなようです。

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