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2014年11月30日 (日)

インフルエンザとビッグデータ

 最近、ビッグデータという言葉が聞かれますが、ビッグデータとは、量的には普通のパソコンや従来のデータベース管理のシステムでは処理できない膨大なデーターを言います。たとえばソーシャルメディアへの書き込みやプロフィール、ウェブ上で配信される音声や動画、ウェブサイトでの購入履歴、ネット上の検索サイトで生成されるアクセスログなども含まれます。最近の解析技術の発達でビッグデータからこれまで予想されなかった新たなパターンやルールを発見できるようになりました。
 11月2日にNHK総合テレビで「NHKスペシャル 医療ビッグデータ患者を救う大革命」が放送されました。その中で、ネットの検索サイトでの「インフルエンザ」の検索件数の増加が、その直後のインフルエンザの流行と一致するという話題がありました。
 今までは感染症の流行の実態は感染症サーベーランス事業でおこなわれており、福岡県では福岡県保健環境研究所が、感染症情報センターに登録された医療機関から、毎週特定の感染症の患者数の報告を受けて集計し、翌週には公表されます。しかしこれは流行の結果を表していて、しかも数日から1週間ほどの遅れがあります。
 検索サイトでの「インフルエンザ」の検索件数の増加は、リアルタイムでこれから先の流行の予測になります。まだまだ検討すべきこともあるでしょうが、医療分野でのビッグデータ実用化の時代になってきたようです。

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