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2014年2月28日 (金)

花粉症の新しい薬

 スギ花粉症の新しい薬「シダトレン スギ花粉舌下液」が承認されました。患者さんに処方できるのは6月頃になると思われます。この薬は、スギ花粉症の減感作療法に使います。スギ花粉症のエキスを毎日舌下に投与して、体がスギ花粉に対して馴らされていくように、アレルギー反応が起こらなくなるようにします。数回、飲めば花粉症がよくなるとか、飲めばすぐに効くというわけではありません。
 約1年間の治療では明らかな効果はみられないようです。約2年間、毎日この薬を舌下に投与したら、花粉症が良くなる割合が約20%くらいです。2年頑張ったら花粉症が少しはよくなるかもしれないくらいに思っていたほうがよいでしょう。過度に期待してはいけません。
 治療法は、まずは薄いスギ花粉のエキスからはじめて、次は10倍ぐらい濃いエキスを、1週間ずつ投与量を増やしていきます、その後に数年間毎日、舌下液を投与します。スギ花粉症の患者さんに、その原因物質であるスギ花粉のエキスを投与するわけですから、アナフィラキシーなどのアレルギー反応に注意しながらの投与となります。この薬はどの医師でも処方できるわけではありません。特別の講習を受けて、その後に試験を受けて、合格した医師だけが処方できます。当然、アレルギーの専門の医師が多いと思われます。また薬が飲める患者さんも、12歳以上となっています。まだまだハードルの高い薬です。

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