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2012年9月30日 (日)

ワクチンの接種間隔

 今は、三種混合や日本脳炎などの不活化ワクチンを接種したら、次に異なる種類のワクチンを接種するには6日(1週間)以上空けることとされています。BCGやMRなどの生ワクチンの場合は27日(4週間)以上空けることとされています。
 これは日本だけの決まりで、海外では、生ワクチンン同士の間隔は27日空けることとされていますが、不活化ワクチンの後や、生ワクチン後の不活化ワクチンの接種について制限はありません。三種混合を接種した翌日に日本脳炎を接種しても問題なし。同じくMRの翌日に三種混合を接種しても問題なしとなっています。
 日本が接種間隔をあけることにこだわったのは、ワクチンの副反応がでた場合に原因のワクチンの特定をしやすくするためもありました。これは医学会からの意見ではなく、科学的な根拠なしでの行政の判断でした。
 最近になりようやく厚生労働省も海外と同じにする方向にきているようです。それにあわせてか、日本小児科学会も、9月19日に当時の小宮山大臣に「異なるワクチンの接種間隔変更に関する要望書」を提出しました。
  http://www.jpeds.or.jp/saisin/saisin_120921_4.pdf
 ヒブ、肺炎球菌ワクチンに加えて、不活化ポリオが始まり、乳児のワクチン回数が格段に多くなり、規定された接種間隔でワクチンスケジュールを組むことが難しくなってきました。この点も改正に向けた動きの原因です。
 早ければ来年度から、接種間隔の規制が大幅に緩和されるかもしれません。そうなったら、ワクチンスケジュールにかなりの余裕ができます。法改正を期待します。

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