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2012年7月30日 (月)

妊娠と薬情報センター

 妊娠可能な女性の中には自らの病気のために薬を飲み続けなければいけない人がいます。薬の副反応を恐れて、または医師から言われて妊娠をあきらめてしまった例もあります。
 しかし本当に妊娠しない方がよい薬は非常に限られています。処方している医師も本当に根拠をもって指導しているのは少ないのではないでしょうか。
 また日本の薬のほとんどは厚生労働省の指導で、新婦に対する安全性は確立していないと添付文書に明記されています。このように書かれたら、医師も妊娠の安全性はますます言えなくなってしまいます。これも実は根拠のない文章で、妊婦に対する公式な臨床試験が出来ていない薬はすべてこういう添付文書になっています。
 本当に胎児に対する薬の安全性があるのかどうか、海外の信頼できる多数の論文を網羅して、一人一人のケースに答えてくれる医療機関が日本に増えてきました。その中心が東京の国立成育医療研究センターの妊娠と薬の情報センターです。
 ホームページは http://www.ncchd.go.jp/kusuri/index.html
 九州でも九州大学病院と鹿児島市立病院が拠点病院となり相談ができるようになりました。九州大学病院では「妊娠と薬外来」を設けています。ただし相談は有料です。

南山堂から書籍も出ています。
薬物治療コンサルテーション 妊娠と授乳 2010年
 トロント小児病院/トロント大学 伊藤真也 編集
 国立成育医療研究センター/妊娠と薬情報センター 村島温子 編集

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