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2010年1月30日 (土)

食物アレルギー

 卵を食べたら顔や体が真っ赤に腫れたり蕁麻疹がでたりする乳幼児がいます。びっくりして病院に行ったら医師から、「卵のアレルギーですね、アレルギー検査をしましょう。」と言われ、「検査が陽性です。しばらく卵は控えましょう。」という話は決してめずらしくはありませせん。これは免疫という、身体が自分にとって害をおよぼす者(物)が侵入してきたらそれを排除しようとする働きのためです。病原菌ならこの免疫の働きは理解できますが、身体に必要な食べ物にどうしてこの免疫が働くのでしょうか。逆に考えれば、食物アレルギーのない人は、体にとって異物である食物に対してどうして免疫は働かないのでしょうか。そしてなぜ卵や牛乳など一部の食物にだけ免疫が働くのでしょうか。さらに不思議なことに卵アレルギーのある乳幼児の多くは年齢が上がると卵が食べれるようになります。免疫の働きが変わるのでしょうか。多くの研究でいろいろなことがわかってきていますが、まだまだ理論的に説明できないことも多いのです。
 約20年くらい前は、喘息の子どもたちには減感作療法といって、毎週1回から2回ハウスダストのエキスを注射して、ハウスダストアレルギーの喘息児に逆にハウスダストの耐性を獲得させる治療法が積極的におこなわれていました。その後は優秀な抗アレルギー薬がでてきて注射をする減感作療法はほとんどおこなわれなくなりました。しかし最近になって食物アレルギーの幼児にアレルギーの食物を短期間で連続的に食べさせてアレルギーの耐性を獲得させる急速減感作療法が一部の病院でおこなわれています。今までなら控えるべき食物を逆に食べさせて治療するわけです。まだ効果はじゅうぶんではないようです。
 また今までは、乳児のアトピー性皮膚炎は食物アレルギーが関与すると考えられ、アレルギーの食物を控えてアトピー性皮膚炎を改善するという考えでした。しかし最近、アトピー性皮膚炎の皮膚を外用薬でしっかり治療することが食物アレルギーを改善するという今までとは逆の考え方がでてきました。食物アレルギーに対する考え方は日々変わっています。昨日までの理論があすは否定されるかもしれません。医学は完成された学問ではありませんから。

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2010年1月 3日 (日)

あけましておめでとうございます

1月1日から糸島市が誕生しました。前原市、志摩町、二丈町が合併して新市となりました。人口は約10万人となります。合併にともない当院の住所がかわりました。
福岡県糸島市前原駅南2-21-18
となります。
糸島市誕生おめでとう!

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