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2008年7月27日 (日)

アラジーポット

 日本経済新聞の日曜日版には「患者の目」という欄があります。先月から4週にわたってこの欄に、アラジーポット専務理事の栗山真理子さんの連載がありました。栗山さんはご自身がアトピー性皮膚炎と食物アレルギーのあった長男と、気管支喘息と食物アレルギーのあった次男の2人お子さんを育てられました。お子さんたちのアレルギーで悩まれた末に国立病院を紹介されました。そこでは医師の診療方針や治療法を盲目的に受け入れるのではなく、親が子どもの病気や薬について勉強することの大事さや、発作の予防法や対処法について知ることの大事さを教えられ、栗山さん自身「子どもが苦しまないためにできることがある」ことを知りとてもうれしかったと書かれています。
 さらに栗山さんはおっしゃいます。気管支喘息は治療法も変わり、健康な人と同じ生活ができる疾患となりました。それでも「発作が起きたら夜中でもおいで」という医師を「良い先生」と思って通い続ける人や、いまだに少しぐらいの発作は仕方がない、と考える人がいる。ぜひ「現在の治療」を知ってほしいと思う。
 ここで栗山さんがおっしゃいたいのは、夜中に診察してくれる先生が悪いというのではなく、現在の気管支喘息の治療は夜中に病院へ駆け込まないようにコントロールすることが当然で、そのような治療もできずに、安易に良い医者ぶって発作がおきたら夜中もおいでという医者は治療レベルが低く間違っていることを患者も知らなければならないということです。
 私も気管支喘息のお子さんたちを診ていますが、どうしても発作の予防がうまくいかず、夜中に急患センターに駆け込ませてしまうことがあります。これではまだまだ気管支喘息を診る医師としては失格かもしれません。栗山さんの言葉を戒めにしてさらに診療に努めたいと思います。
アラジーポット http://www.allergypot.net/

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