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2006年9月27日 (水)

喘息に注意

 今年は残暑がなく急に朝寒くなってきたためか喘息発作が多く診られます。子どもの喘息は多くがダニアレルギーが原因です。生きているダニではなくダニの死骸と糞がアレルギーの原因になります。夏に増えたダニは寒くなる秋にいっせいに死んでいきます。すると死骸が多くなり喘息発作が多くなります。また急な気温の変化や台風による気圧の低下、さらには運動会の練習疲れも一因になるでしょう。最初の喘息発作はある日突然やってきます。ゼーゼーいう咳をして息苦しそうなときはすぐに受診してください。

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2006年9月12日 (火)

野菜の栄養が減少している

 9月8日のワールドビジネスサテライトで最近は野菜の栄養値が少なくなっているというレポートがありました。栽培技術の進化で旬の時期以外でも野菜を食べられるようになりましたが、その反面栄養素の少ない野菜が出回ることになりました。たとえば冬のニンジンのカロチンは夏の約半分になり、夏のブロッコリのビタミンCは冬の約半分になり、夏のホウレンソウのビタミンCは冬の約5分の1になっているといわれています。旬以外の野菜が栄養素の平均値を下げてしまいました。たとえばホウレンソウは日差しの強い夏は成長のスピードが速く栄養素を蓄えることが少ないのですが、日差しの弱い寒い冬にはゆっくり育ち栄養素をたっぷり蓄えます。
 私たちは気付かないうちに栄養素の低い野菜を食べてしまっています。やはり旬の野菜を食べることが重要です。旬の野菜は値段が安く栄養もたくさんとれます。
 また消費者に好まれる甘い野菜や成長が早い野菜への品種改良が栄養素を減少させている例があります。消費者に好まれる甘いトマトはビタミンCの含有量が約2分の1です。
 そこで品種改良で栄養強化野菜という野菜ががつくられています。従来のピーマンのビタミンCは100gあたり76mgですが品種改良されたセニョリータというピーマンはビタミンCの含有量が154mgあります。ブロッコリの改良品種であるスティックセニョールはビタミンAの含有量が従来のブロッコリの100gあたり130μgに比べて225μgある。
 野菜においしさと栄養とどちらを求めるか。野菜はおいしければ栄養価は少なくてもよいか。しかしあ少ない栄養価はサプリメントで補えばよいというわけにはいきませんね。

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2006年9月 1日 (金)

認定こども園

 少子化で過疎部では公立保育所の経営が行き詰まり民営化が問題になっています。しかし都市部では保育所が足りないのが現状です。10月から幼稚園と保育所の機能を併せ持つ施設で、子育て支援を必ず行うと制度設定された「認定こども園」がスタートします。幼稚園を管理する文部科学省と保育園を管理する厚生労働省が幼保連携推進室というセクションを作ってできたものです。
 今までは母親が働いていなければ幼稚園、働いていれば保育所と区分化されていました。これに対して子ども園は、親が働いているいないに係らず基本的には就学前のすべての子どもを受け入れいれて、質の高い教育・保育を行い、(子育てを通して親を成長させる、親育ての手伝いという)子育て支援を行います。
 しかし目標通りの質の高い教育・保育・子育て支援ができるのでしょうか。質の高い教育とは、子どもが子ども社会の中や、大人とのかかわりの中で切磋琢磨して身につけていく人間としての生きる力を養うことでしょう。また感性を養い、相手の痛みがわかる心情を育てることも重要です。現場の職員の教育が重要で、質を支えるためにも財政支援が必要でしょう。。
 戦後60年、幼稚園と保育所の2元構造が続き、2つはそれぞれ発展してきました。それをいきなり1元化することは難しく、充分な議論もないままの一元化には反対意見もあるようです。しかし親にとっては従来の「幼稚園」、「保育所」に加えて「子ども園」という選択肢が広がりました。子ども園がどのような位置づけになるか関係者の努力に期待します。(NHKラジオ夕刊 8月31日放送吉田正幸氏の発言を一部引用しました)

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