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2004年11月29日 (月)

日本小児アレルギー学会

28日に東京で開催された日本小児アレルギー学会に参加してきました。学会は前日の27日から始まっていましたが、診療を休めないので日曜日だけ参加してきました。この学会では小児のアレルギー疾患である食物アレルギー、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎や結膜炎について最新の研究成果についての発表があります。専門家の間でも診断や治療の方法については意見の対立があります。その討論の場があり、それがもっとも参考になります。今、自分が行っている診療について見直すべきところはないか。それを考えるために学会に参加するようにしています。この学会で得たいくつかの新しい見解を後日書いてみます。

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2004年11月24日 (水)

熱性けいれん 1

熱性けいれんは急な発熱の際におこるけいれんです。生後6ヵ月から6歳までの子どもの15人に1人が発症します。ところでけいれんを起こしたことがある子どもには、けいれん予防としてダイアップ坐薬が使われることがあります。しかしこれは日本独自の対処法です。海外では米国小児科学会のガイドラインに代表されるように、熱性痙攣の再発予防は必要ないとされています。この考え方の違いはどこからきているのでしょうか。これから数回にわたって熱性けいれんについて書いてみます。

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2004年11月18日 (木)

わきアイス(再)

子どもが熱をだしたとき、よく額に熱さましシートをつけて冷やしているのをみますが、これは解熱には効果がありません。熱を下げるためには皮膚の近くを走っている大きな動脈を冷やすのが効果的です。たとえば脇の下、股の近くのそけい部などです。ただしそのような場所は保冷剤などの固定が難しいです。保冷剤を入れた袋が脇の下に固定できるようにひもがついた「わきアイス」という製品がでました。関心があるの方は http://www.kenyuu.co.jp/products/waki_ice.htm
をご覧ください。当院の待合室にも現物を置いています。

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2004年11月16日 (火)

咳、咳、咳

今は咳が強い風邪が流行しています。一口に咳風邪と言っても原因は様々です。まず感染症による咳と、喘息などのアレルギーによる咳があります。感染症でもRSウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど咳が強いウイルスが原因によるもの。マイコプラズマ、クラミジア、百日咳などの咳が強い細菌が原因によるもの。アレルギーでもゼーゼー聞こえる喘息や、ゼーゼーが聞こえない咳喘息などあります。さらに感染症とアレルギーが重なっている咳もあります。原因が何かで治療法も変わってきます。しかし原因の特定は簡単ではありません。今日も悩める診療が続きます。

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2004年11月15日 (月)

感染情報

先週末に当院で今年初めてのインフルエンザの診断がついた患者さんがいらっしゃいました。まだ孤発例ですが今年もいよいよインフルエンザの季節に入りそうです。
最近は咳の強い患者さんが多いですが、その中で百日咳の診断がついた患者さんが複数いらっしゃいました。百日咳は成人では軽い風邪症状ですみますが、乳児が罹ると重篤な咳が続き呼吸が止まることがあります。早めの三種混合ワクチンの接種が重要です。

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2004年11月12日 (金)

駐車場について

メディカルビル敷地内駐車場または第二駐車場が満車で駐車できないときは、前原駅の南側にある「セイワパーク筑前前原」に車を停めて受診されることをお勧めします。「セイワパーク筑前前原」に車を停めて受診された方には「サービス券」をお渡しいたします。受付にてお申し付けください。
*Aコープ前原駅南ポルタ横の駐車場ではありませんのでご注意ください。

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2004年11月10日 (水)

駐車場について

冬になり風邪の患者さんが多くなってきました。それに伴い駐車場が混雑してご迷惑をおかけしています。改善にむけて、第三駐車場の整備等を計画中です。近々新たな改善策を提示できますので、院内掲示、ホームページのお知らせ等にご注意ください。

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2004年11月 9日 (火)

2005年春はスギ花粉の大量飛散

この夏の猛暑の影響で2005年春には、スギやヒノキの花粉が2004年比で10~20倍も多く飛ぶという予測が出ました。これは例年に比べても2、3倍の花粉量に相当し、来春は大量の花粉が飛びそうです。これは観測史上最高を記録した1995年に次ぐ10年来の大飛散になると予想されています。花粉症の人にはつらい春になりそうです。飛散の開始時期は暖冬の影響で例年よりもやや早くなる見込みで、九州の北部では2月10日が飛散開始予測日といわれています。またヒノキもよく育っているので、5月の連休までダラダラと多量の花粉が飛びそうです。
ー以上、NPO花粉情報協会が開催した「2005年スギ花粉飛散予測セミナー」によるー

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2004年11月 8日 (月)

妊娠中や授乳期の母親の食事制限は意味があるか?

食物アレルギーを起こしやすい「卵」などを、妊娠中の母親が食べるのを控えても、生まれてくる子どもの食物アレルギーの予防効果はありません。即ち妊娠中の食物除去は必要ありません。また授乳期に母親が卵などを食べるのを控えると、子どものアレルギー発症を乳児期までは少なくすることができます。しかし幼児期以降のアレルギーの発症の予防効果はありません。長い目で見ると授乳期の母親の食事制限も意味がありません。以上が現在最も多くの研究者が認めている意見です。

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2004年11月 5日 (金)

インフルエンザ情報

福岡ではインフルエンザ発生の報告が少しずつ増加しています。これは例年より早いものです。東京の一部の地域でも10月に入ってからインフルエンザ患者が発生し幼稚園では学級閉鎖が出ています。まだ大きな流行にはなっていません。別の地域では6歳男児のインフルエンザ脳症の報告が出ています。インフルエンザは例年は11月下旬から12月上旬頃に診られ始めます。今年はとても早いようです。これは東京に限らず福岡でも同様です。注意しましょう。

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2004年11月 4日 (木)

Web版 こどもの健康セミナー

PC版ホームページの「こどもの健康セミナー」のページに、新たにWeb版こどもの健康セミナーを作りました。ご覧ください。

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2004年11月 2日 (火)

子どもの発達とテレビ 13

「テレビを見せると子どもにどのような影響があるか」この研究は始まったばかりで詳細はまだ不明です。定点年齢のアンケート調査ではなく、NHKの研究のような長期的な追跡調査の結果が待たれます。今やテレビのない生活は難しいものです。まずはテレビのつけっぱなしはやめ、できれば子どもと一緒にみましょう。子どもに必要なのはなるべくたくさんの経験をさせることです。本を読み聞かせたり、おもちゃで遊ばせたり、お散歩や運動をさせたりしていろいろな経験のなかにテレビを見ることを入れるようにしましょう。バランスよい生活をすることが一番大切です。最後に、夜は早く寝かせつけましょう。

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2004年11月 1日 (月)

子どもの発達とテレビ 12

いままでみてきたたように、専門家の間でも子どもの発達とテレビの関係については意見の相違がみられます。
テレビを長い時間見せてはいけないのなら、何時間ならみせてもいいのか。まだ正解はありません。NHKの調査では0歳児では2から4時間みている児が全体の4割あります。これ以下の時間、できれば2時間以内がよいのではないでしょうか。また番組の内容は考えるべきでしょう。暴力的なシーンがある大人向けの番組は避けるべきです。それなら教育テレビやセサミストリートならよいのでしょうか。教育テレビを見ている子は言葉数が多いという調査結果もあります。しかしまだ多くの症例を積み重ねる必要があるでしょう。続く。

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