« 2004年9月 | トップページ | 2004年11月 »

2004年10月29日 (金)

BCG

BCGは結核ワクチンです。ハンコ注射です。4歳までに1回接種します。以前は乳幼児期と小学校1年2年、中学1年2年でツベルクリン反応が陰性でBCGを接種していましたが。今年から小中学校での接種がなくなりました。来春からは乳児もツベルクリン反応がなくなります。 さらに、まだ広く発表されていませんが、任意接種の期間(公費でできる期間)が生後6ヵ月までになりそうです。6ヵ月を過ぎたら自費扱いとなるということです。まだはっきりしていませんが、来春は混乱が起きないように行政に期待します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月28日 (木)

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンの効果について、
1歳未満の乳児については有効性を証明したデータはまだありません。しかし調査の対象となった子どもの数が少ないのでまだ有効性の有無は論じられないともいわれています。1歳以上6歳未満の幼児については有効性が示された研究があり、有効率は約25%です。乳幼児は高齢者と同様インフルエンザに対してハイリスクです。本人のだけでなく周囲の人々、家族、同居者への接種もあわせておこなうことで感染の機会を減らすことが大切です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月27日 (水)

子どもの発達とテレビ 11

NHK研究所のテレビ影響調査は画期的な研究です。それはテレビの影響を子どもの成長にともなって追跡調査する研究であるからです。小児科学会の研究はワンポイントの年齢でのアンケート調査にすぎません。いくら数を多く調べてもその子が将来に本当に影響が出るのかまでは調べていません。NHKの研究方法は前方視的研究といい時間と手間がかかりますが信頼性の高い方法です。子どもへのテレビの影響の研究では世界初の試みです。2002年に川崎市で生まれた子供1250人を年1回、12年間にわたって調査します。まだ第1回発表で追跡調査ではありませんが、1歳児までの乳幼児のテレビの視聴実態が言葉の発達とある程度関連があることが分かりました。
続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月26日 (火)

子どもの発達とテレビ 10

2004年10月にメディア製作者の側からの研究結果がでました。NHK放送文化研究所の「子どもに良い放送」プロジェクトの第1回調査報告書です。
http://www.nhk.or.jp/bunken/kodomopro/kodomo01s.pdf
続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月25日 (月)

子どもの発達とテレビ 9

日本小児神経学会の提言は
言葉の遅れや自閉症が、テレビやビデオ視聴のせいだとする十分な科学的根拠はない。小児科医らの団体から、長時間視聴の影響を懸念する提言が相次いでいるが、「育児不安をあおりかねない」と冷静な対応を求め、今後、望ましい視聴時間、方法、番組内容について科学的検討が必要だとした。 「因果関係は不明なのに『テレビを見せたせいで自閉症になったのでは』と悩む親が多い。脳神経の専門家集団として、あえて発言した」ということです。
続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月22日 (金)

子どもの発達とテレビ 8

言葉の遅れや、一部の学者は自閉症までのが、テレビやビデオ視聴のせいだとする意見がでてきました。これら発現は保護者の不安をあおるようになってきたため、発達障害など神経の病気が専門の小児科医の団体である日本小児神経学会が2004年7月に緊急提言をだしました。
http://www.lab.toho-u.ac.jp/med/ped2/page4.html
第46回日本小児神経学会総会 公開シンポジウム 子どもにおよぼすメディアの影響
続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

子どもの発達とテレビ 7

日本小児科学会の調査方法とその結果は、以下の通りです。
3地域の1歳6ケ月健診対象児計1900名について調査を行い,内外の知見と併せて検討しました.この結果,長時間視聴は1歳6ケ月時点における意味のある言葉(有意語)の出現の遅れと関係があること,特に日常やテレビ視聴時に親子の会話が少ない家庭の長時間視聴児で有意語出現が遅れる率が高いこと,このようなテレビの影響にほとんどの親が気づいていないことが示されました.
続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月20日 (水)

子どもの発達とテレビ 6

2004年4月に、大学の医師から開業医までの小児科医の学会である日本小児科学会が「乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴は危険です」という提言を出しました。小児科医会と酷似した内容ですが、テレビやゲーム視聴時間の具体的数字は明記されていません。また子どもの部屋に置かないようにするのはテレビとビデオでパソコンは禁じていません。この提言では調査研究内容が明記されWeb上でも公開されています。
http://www.jpeds.or.jp/saisin.html#67
続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月19日 (火)

米国のインフルエンザワクチン事情

今年、米国ではインフルエンザワクチンの不足が深刻な問題になっています。英国内にある米ワクチンメーカーでワクチンに雑菌が混入していることが判明したため英当局が操業停止命令を出し、米国内予想ワクチン供給の半数が出荷停止になりました。そこで米国では少ないワクチン接種の優先グループを発表しました。高齢者や基礎疾患のある人と並んで、6カ月~23カ月齢の全乳幼児、家庭内で6カ月齢未満の乳児と接触のある個人があげられています。米国では乳幼児へのインフルエンザワクチン接種を重要視しています。なお日本ではワクチンはすべて国内メーカーで製造されているので不足の心配はありません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月18日 (月)

子どもの発達とテレビ 5

日本小児科医会の提言は乳幼児期からのメディア漬けの生活は、心身の発達の遅れをきたし、また後年の暴力的行為に関係することがある。テレビ・ビデオの視聴は控え、子ども部屋にはテレビ・ビデオ。パソコンは置かない。保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくろう。と言っています。この提言では1日の視聴時間がテレビは2時間まで、ゲームは30分までと具体的です。しかし提言には、メディアの弊害が証明された具体的な研究論文の記載はありません。続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月17日 (日)

インフルエンザ

例年、インフルエンザの流行は12月に入ってからです。しかし個発例では福岡でも10月からみられています。急に高熱がでて、咳や鼻水は最初はほとんどありませんが、とにかく全身のだるさが強いときはインフルエンザも考えなければなりません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月16日 (土)

子どもの発達とテレビ 4

日本小児科医会の提言は以下の通りです。
http://jpa.umin.jp/image/PDF/info/proposal01.pdf
1. 2 歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。
2. 授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。
3. すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要す。1 日2 時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30 分までを目安と考えます。
4. 子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしましょう。
5. 保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

子どもの発達とテレビ 3

2004年1月、主に小児科開業医の集まりである日本小児科医会が「子どもとメディア」問題に対する提言を出しました。この提言では、メディア漬けの生活は運動不足、睡眠不足そして人とのかかわり体験の不足からコミュニケーション能力の低下などを生じさせ、その結果心身の発達の遅れや歪みが生じることがあると言っています。特に2 歳以下の子どものテレビ画面への早期接触や長時間化を問題視しています。さらに幼児期からの暴力映像への長時間接触が後年の暴力的行動や事件に関係しているとしています。最後に、メディアによって与えられる情報の質、その影響を問い、その一方でメディアを活用し批判的な見方を含めて読み解く力を育てることが重要と言っています。続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月14日 (木)

子どもの発達とテレビ 2

最初にこの問題の経緯をみてみましょう。1999年と2001年にアメリカ小児科学会が、子どもとメディアについて勧告を出しました。それまでは暴力や性的描写など子どもの発達に悪影響を与える内容を子どもに制限することが言われていたのに対して、1999年と2001年の勧告では内容の如何に関わらず2歳以下の子どもにはテレビを見せないようにしようという内容でした。これが日本の小児科医にも大きな影響を与えました。そして2004年に日本小児科医会と日本小児科学会が相次いで子どもとメディアについての提言を出しました。続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月13日 (水)

子どもの発達とテレビ 1

発達著しい乳幼児期にテレビやビデオを長時間視聴することが子どもたちに悪影響を与えているのではないかと一部で言われ始めています。本当にそうなのでしょうか。誰もが納得できる客観的な研究結果はあるのでしょうか。センセーショナルな警鐘に踊らされてはいけません。今日から数日にわたって子どもの発達とテレビ(メディア)について小児科医ばかりでなくメディア製作者の意見も聴いて考えてみたいと思います。続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月12日 (火)

インフルエンザワクチンの予約始めました

今日からインフルエンザワクチンの予約を始めました。昨年はワクチンの不足で接種できなかった人もいたかもしれません。今年はワクチンも増産され、当院でも希望者は全員に接種できるように準備したつもりです。ところで子どもの接種も大事ですが、両親の接種、特に外で仕事をされるお父さん、お母さんは接種を心がけてください。子どものインフルエンザは保育園、幼稚園、学校からもらってくるより、お父さんが家の外から持ち込むことが多いこともあります。当院では成人の接種も可能です。ぜひご検討ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月 8日 (金)

インフルエンザ情報

流行ではありませんが単発でインフルエンザの発生がすでに報告されています。その中でも大阪の豊中市ではインフルエンザによる学級閉鎖があったそうです。東豊中の2年生8人が休み、そのうち5人からA型インフルエンザが確認されたと朝日新聞が報じているようです。9月27日のウイルス分離確認も大阪では例年より1ヵ月半早いそうです。その他にも東京でもインフルエンザA型発生の報告があります。いよいよインフルエンザの季節が近づいてきました。今後もインフルエンザ情報に注意してください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月 7日 (木)

耳垢 3

子どもでは約10%が耳垢過多といって分泌物が多くて耳垢が溜まりやすいといわれています。多くなると外耳道を塞いでしまいます。これを耳垢栓塞といいます。こうなったら専門家に耳垢を採ってもらうしかありません。耳垢栓塞までになると、耳が聴こえ難い、耳鳴りがする、耳の閉塞感があると訴えることもあります。また水泳や洗髪で耳に水が入ると耳垢が膨張して耳痛を生じることもあります。子どもの耳の訴えに注意してください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月 6日 (水)

耳垢 2

耳垢は余計なものなのでしょうか。そんなことはありません。耳垢にも役割があります。第一は外耳道をの掃除、第二は分泌物による外耳道の乾燥を防止作用、第三は感染防御作用です。耳垢は免疫グロブリンを含んでいて局所免疫を担っています。耳垢にも体の役に立つ役割があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月 5日 (火)

耳垢 1

子どもの耳垢をとりには皆さん苦労されていることでしょう。耳垢は鼓膜と耳の出口の間にある外耳道の出口側3分の1の部分に溜まります。なぜならこの部位に耳垢の元になる分泌物を出す組織があるためです。外耳道の皮膚は外側に発育するため耳垢は自然と外に押し出されます。しかし分泌物が多かったりすると溜まってしまいます。また耳掃除をしすぎると耳垢をかえって奥のほうに押し込めて自然排泄を妨げることがあります。日本人の16%にみられるアメミミといわれる湿性の耳垢も溜まりやすいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月 4日 (月)

見張りイボ

赤ちゃんの肛門の12時方向に米粒大の出っ張りができていたらそれが「見張りイボ」です。排便するときに痛がったり、便秘だったり、排便時に出血する赤ちゃんに多くみられます。硬い便による肛門の縁への慢性的な刺激が潰瘍をつくり、それが最終的に皮膚の異常突出としてあらわれます。俗に言う「切れ痔」です。これは「いぼ痔」と言われる外痔核とは違います。治療はとにかく便を軟らかくすることです。食事療法や緩下剤を投与します。肛門を清潔に保ち、軟膏を外用したりします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年10月 1日 (金)

赤ちゃんとテレビ

日本小児科学会が「子どもとメディア」の問題に対する提言を出しました。
①2歳までのテレビ・ビデオ視聴は控えましょう。②授乳中、食事中のテレビ・ビデオの視聴は止めましょう。③すべてのメディアへ接触する総時間を制限することが重要です。1日2時間までを目安と考えます。テレビゲームは1日30分までを目安と考えます。④子ども部屋にはテレビ、ビデオ、パーソナルコンピューターを置かないようにしましょう。⑤保護者と子どもでメディアを上手に利用するルールをつくりましょう。
また「長時間の視聴はことばの遅れにつながる」とも警告しています。これは本当でしょうか。一体どう対応したらよいのでしょうか。NHK教育テレビ10月23日(土)21時からの「すくすく子育て」で特集があります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年9月 | トップページ | 2004年11月 »