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2004年8月31日 (火)

喘息発作の程度

喘息発作がおきたとき、病院を受診するか、特に夜間では急患センターを受診するかどうかの判断の目安は、横になれるかどうかです。発作が強くなると横になるのが辛くなります。座って呼吸したほうがまだ楽になります。歩くのも困難になったらすぐに受診しなければいけません。発作の程度は4段階(軽度、中等度、高度、重篤)であらわします。自宅で内服薬や吸入薬でみれるのは軽度までです。軽度とは「苦しいが横になれる。動作がやや困難」です。中等度は「横になれず、ころうじて歩ける」、高度は「苦しくて動けず、歩行不可能、会話困難」の状態をあらわします。

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2004年8月30日 (月)

台風

台風16号で今日は風雨の強い1日でした。昼過ぎから風が強くなりましたが、皆さん大丈夫だったでしょうか。私の机の上の気圧計が先週は1000hp以上を示していたのに今日は見る見る下がっていき昼過ぎには一番下まで振り切れてしまいました。ちなみに目盛は980hpまでしかありません。その頃、福岡の気圧は970hpだったようです。みんな喘息は大丈夫かなと心配の1日でした。

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2004年8月27日 (金)

喘息の秋

小児喘息の多くはダニアレルギーが原因です。ダニは6月くらいから増えてきて秋になると死んで行きます。喘息は生きているダニではなくダニの糞や死骸が原因になります。そのため秋が最も喘息がおきやすい季節になります。9月が近づいてきたせいか最近は喘息の患者さんが少しづつ増えてきました。また今は大型の台風が近づいています。台風で気圧が下がるとまた喘息発作が出やすくなります。急な発作のための対策や常備薬を用意する季節になりました。

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2004年8月26日 (木)

りんご病

りんご病が流行しています。りんご病はほっぺたがりんごの様に赤くなります。また腕や足にももやもやとした発疹が出ます。りんご病は不思議な病気で発疹が出たときには原因のウイルスもほとんどいなくて病気は終わった状態になっています。実は発疹が出る約1週間前がりんご病の急性期です。そのころには熱がでたり、体がだるかったりします。今はりんご病が流行していますから、熱だけがぽっと出たりしたら、りんご病の急性期の可能性もあります。1週間後に発疹がでないか注意しておきましょう。

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2004年8月24日 (火)

デジカメ

発疹や蕁麻疹がでたので病院を受診しても、いざ診察の時は消えてしまってわからなくなってしまったことがあるかと思います。そのような時は、デジカメや携帯電話のカメラで発疹や蕁麻疹を撮って診察のときに見せてください。たいへん参考になります。また子どもが痙攣のようなおかしな動きをしたときはビデオカメラで撮ってそれを診察のときに見せてもらうと診断が考えやすくなります。しかし痙攣が15分以上長く続いたりするときは撮影より急いで受診をしてください。

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2004年8月23日 (月)

BRAT

下痢のときの食事といえば「おかゆ・おじや・うどん」が定番です。米国では「BRAT」だそうです。「BRAT」の「B」はBANANA(バナナ)、「R」はRICE(ごはん)、「A」はAPPLE SAUCE(離乳食のリンゴペーストで、すりりんごではないそうです)「T」はTOAST(トースト,もしくはクラッカー)だそうです。また「ABC」といって「APPLE」「BANANA」「CARROT」(ニンジン)もあります。ただこの場合ニンジンはニンジンスープでしょうか?。もうひとつABC&Rがあります。このRはごはんです。この場合はニンジンがゆでしょうか?。最後に下痢が強いときは食塩の摂取も大事です。電解質の補正とあわせて、食塩は腸管からの水分吸収を促してくれます。

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2004年8月20日 (金)

便に赤い色が混じる

生後2から3ヵ月の元気で哺乳もよく体重増加も順調な母乳栄養の乳児の便に、まれに点状または糸くずのような血液がみられることがあります。これは母乳性血便といわれ、病気ではなく生理的な現象です。腸のリンパ節が腫れて腸の粘膜を押し出した所を便が通って擦れて出血したもともいわれています。発熱や嘔吐がなく機嫌もよく血液の量が増えなければ様子をみて結構です。生後6ヵ月を過ぎると自然に治ります。

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2004年8月19日 (木)

こどもと睡眠3

体の中ではいろいろなホルモンが体の調節に働いています。ホルモンのなかには1日の時間で分泌量が変化するものがあります。寝ているときに多く分泌されるのが成長ホルモンと抗利尿ホルモンです。成長ホルモンは身長を伸ばす働きがあります。寝る子は育つというのはあながち嘘ではありません。しかし睡眠が途中で妨げられたり、睡眠時間が短かったりすると、成長ホルモンの分泌が悪くなり、身長の伸びも悪くなる可能性があります。またおねしょが5から6歳を過ぎても続くと夜尿症といいますが、夜尿症では寝ている間におしっこを濃くして尿量を減らす抗利尿ホルモンの夜間分泌量を減らさないために夜中に起こさないのが原則です。

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2004年8月18日 (水)

こどもと睡眠 2

ところで睡眠には2つのパターンがあります。身体をもぞもぞ動かしたりして寝ているのに目を覚ましているのに近い動睡眠のレム睡眠と、すやすやねむる静睡眠のノン・レム睡眠です。レム睡眠の時に夢をみます。ねむっている間はレム睡眠とノン・レム睡眠が交互に繰り返されます。新生児はレム睡眠が優位で成長にともないノン・レム睡眠が優位になります。こどもがふとんを蹴飛ばしたり寝相が悪いのはレム睡眠の結果です。

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2004年8月17日 (火)

こどもと睡眠 1

すやすやねむったかと思えばおなかが空いて目覚めたりと1日に何回も寝起きを繰り返す乳児も成長するにしたがい、1日の睡眠時間は短くなり1回に眠り続ける時間が長くなっていきます。最近こどもの睡眠時間が短くなってきています。こどもの睡眠は大人より深く長いのが特徴です。睡眠は脳が休むための生理現象で脳の発育にとって重要です。生活リズムつくりと昼夜のメリハリをつける睡眠をとることが大事です。朝になったらしっかり光刺激を与えて、体内リズムを地球の時間リズムに合わせましょう。

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2004年8月16日 (月)

じんましん

蕁麻疹はエビなどの食べ物が原因と思われていることが多いようです。しかし食べ物以外の原因で起こることが多いのです。かぜのウイルスが原因になったり、運動や、暑い寒いなどの物理的な環境変化が原因のこともあります。だから蕁麻疹が出たときに食物アレルギーの検査をしても原因を見つけることはまずできません。それよりも蕁麻疹が出たときの状況を詳しく思い出すことが大事です。最近は慢性蕁麻疹の原因のひとつに胃十二指腸潰瘍の原因であるピロリ菌が考えられています。ピロリ菌の治療をしたら慢性蕁麻疹が治ったという報告があります。また喘息の治療薬である抗アレルギーが蕁麻疹に効果があるという報告もあります。しかしこれは蕁麻疹のすべての症例に効果を約束するものではありません。蕁麻疹は日常よく診られますが対処はなかなか難しい病気です。

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2004年8月14日 (土)

お盆

お盆から9月の半ばまでは1年でもっとも小児科外来を訪れる患者さんが少ない時期です。夏休みで集団生活から開放されていることや、多湿でウイルス感染の条件が緩和されているためでしょうか。夏休みの後半を楽しく過ごしてください。朝は少し涼しさも感じられ。ツクツクボウシの声も聞かれるようになりました。秋は少しずつ近づいているようです。

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2004年8月11日 (水)

感染性胃腸炎

夏はキャンプなどでバーベキューをする機会も多くなります。気温が高いので食べ物の鮮度と食中毒の原因菌の汚染には注意してください。特に肉類や卵、魚介類は充分に火を通してから食べるようにしてください。毎年夏になると、カンピロバクター、サルモネラ、腸炎ビブリオ、O-157などが原因の感染性胃腸炎が増えてきます。これら細菌性腸炎は腹痛、下痢がきついのが特徴です。楽しいバーベキューが台無しにならないようにしましょう。

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2004年8月10日 (火)

受動喫煙

日経新聞によるとアイルランドではパブを含めてすべての職場や店での禁煙が法律で定められたそうです。どうしてもタバコを吸いたい人は店の外で吸っています。英国も同様の法律を検討しているとか。この法律は職場や店のお客の受動喫煙を防ぐというより、職員や店員を受動喫煙から守るためだそうです。今、受動喫煙は社会問題になってきています。家庭の中でも考えてほしい問題です。父親や母親の喫煙の影響は子どもにとって深刻です。影響の具体的な内容はまた今度お話します。

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2004年8月 7日 (土)

緑の便がでる

赤ちゃんが緑の便をするけど大丈夫ですかと聞かれることがあります。2~3ヵ月の赤ちゃんの便は「黄金色」です。これは胆汁色素のビリルビンが便中に多量に含まれるからです。時に便が緑色になるのは、このビリルビンが酸化されてビリベルジンに変わったためです。空気中に便を放置しておいたり、便が酸性の時に緑色になりますが、これは生理的な現象で病気の症状ではありません。

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2004年8月 5日 (木)

便秘

朝、目覚めて体が活動を開始することと、朝食を食べて胃に食べ物が入ってきた刺激で大腸が動き出すことで人は便意をもよおします。排便は朝することが自然です。しかし朝は学校に行く準備で忙しくゆっくりトイレに入っている時間をつくれない子どもが多いようです。小学校高学年になると女の子はシャンプーや身だしなみに時間をとられてトイレはできなくなっていくようです。では学校で排便できるかというとそうでもなく、それが便秘の原因になることが多いようです。朝は早起きして、トイレに行く時間をつくってください。

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2004年8月 4日 (水)

胸が痛い

子どもも胸の痛みを訴えることがあります。なぜか心臓がある左胸が痛いということが多いようです。中高年の大人なら胸が痛いと訴えたら心臓の病気はないかをまず考えるでしょう。子どもが胸の痛みを訴えても心臓に病気があることはまずありません。もちろん頻度は低いですが冠動脈奇形など心臓の病気が原因の痛みもあります。子どもの胸痛のほとんどは筋肉痛によるものです。無理な運動や姿勢に問題があることがあります。しかし痛みの時間が長く、気分不良を伴うときは病院で診察を受けてください。

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2004年8月 3日 (火)

ヘルパンギーナとヘルペス

夏風邪の代表のヘルパンギーナ。急な高熱で発症し、のどちんこの近くに口内炎をつくります。のどの痛みが強い風邪です。原因となるウイルスは多種類ありますが、ほとんどはエンテロウイルスです。何も薬を飲まなくても数日でよくなります。しかし10%弱はヘルペスウイルスが原因のことがあります。ヘルペスは歯ぐきが真っ赤になり、大きな口内炎が口の中いっぱいにできる歯肉口内炎や、唇のところに小さな水疱がいくつもできる病態が有名です。しかし夏風邪のヘルパンギーナとまったく同じ病態を示すこともあります。エンテロウイルスには薬はありませんが、ヘルペスウイルスには薬があります。二つのウイルスの見極めは難しいのですが常に考えておかなければなりません。

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2004年8月 2日 (月)

ひんけつと貧血

急に立ち上がった時など、フラフラとして時に意識が遠のき倒れたりすると、ひんけつで倒れたということがあります。ところで医学的な意味の貧血は血液の中のヘモグロビンという酸素を全身に運ぶものが少なくなった状態をいいます。確かにヘモグロビンが少なくなっても立ちくらみはおこりますが、立ちくらみの多くはいわゆる自律神経失調が原因です。特に思春期は身体の急激な成長に、体のいろいろなバランスをとる自律神経の発達が追いつかずにいます。小学校高学年から高校まで病気でもないのに体がだるかったり、眠かったり、頭痛や腹痛があったりするのは自律神経のバランスの崩れが原因であることが多くあります。精神がたるんでいるわけでも、怠けているわけでもありません。

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